戦前 - 戦中 - 戦後 タバコの生きた思い出

今年、76歳になる私の先生にタバコの思い出について

伺ってみた。タバコを吸わない先生だが、タバコの思い出でいっぱいのようだ。

 

先生は、タバコ畑で幼少期にお小遣い稼ぎをしていた。

乾燥させたタバコの葉を紙に巻く仕事だ。

 

20080803105154

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「手がヤニの匂いで大変だった。

仕事で自分で作ったタバコは吸えないが、余った葉を

辞書の紙で巻いて吸ったらすごくまずかった。」

※辞書の紙が、一番でタバコを巻くのに適していたらしい・・・

 

「昔は、タバコの匂いが嫌いでね、

でも、葉巻の匂いは好きだったな。」

 

「戦時中は、タバコが配給制で、ご夫人が揉め合っていて、

それはそれは醜かった。」

 

「少年時代は、パイプで吸う事は、一流の証で、

マッカーサーに憧れ、俺もパイプで吹かすのが夢だった。」

M E38184E38184E59C8B

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「空港からマッカーサーがコーンパイプをくわえて出てくるんだよ。

それが格好良かったね。」

 

昔からタバコを吸わない先生。

しかし、タバコの思い出を楽しく語る。

 

戦後の貧しい時代は、「モク拾い」ということをしていた人も多かったという。

「モク拾い」とは、タバコの吸い殻を拾い、中の葉っぱを取り出してかき集め、

巻き直して販売するということ。

 

貧しく辛く厳しい時代を、楽しく語れる" 今 "は、素晴らしい。

タバコもその時代の断片を彩ったのだ。

 

 

Br decobanner 20120107095200

 

 

 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

タバコが美味しくなりまたら、押してください。